企業見学
2001年6月21日授業の一環として企業見学に行った。
この授業を受け持っているA先生は、今回
見学をした企業の元社長で、定年退職後に
就職に関する講座を行っている。
その企業は某生命保険会社の
顧客管理事務の受託会社だった。
今まで「企業」の内部を見る機会がなく
就職活動まで7、8ヶ月しかない私にとっては
すごくいい経験になった。
なのに、バスに1本乗り遅れたため10分ほど
友達と2人で遅刻…。いきなりコレでは先が
思いやられる〜。
まずは専務から会社内容に関する話。
といっても、私は遅刻したのでほとんど聞けず。
次に各部署に周ってお仕事拝見。どの部署も
想像以上に広く、そしてザワザワしていた。
そして女性が多い。
偏見なんだろうけど、会社って男性が中心となって
動いていて、女性はその補佐をしているような
イメージだったけど、そこにはたくさんの女性が
中心となって仕事をしていた。
各部署でそれぞれ課長さんが説明をしてくれたけど
「この会社は特に若い女性が原動力になっている。
男性は課長や部長、それと数人の若いものだけで
女性の係長などが現場を引っ張っている」と
話してくれた。
部長・課長は男性なのね〜と思いつつも、やっぱり
多くの女性がそれぞれ仕事を任されて働く姿は
魅力的だった。
そして、そんなふうに女性をたくさんの女性を
採用して教育してきたのにはA先生の力が
大きいらしい。
さすが先生。
1時間以上かけて社内を見て周っていると、突然
名前が呼ばれる。6人呼ばれると
「じゃあこれから面接します」。
えっ!?面接するの〜?
そういえば「面接するかもしれない」って
先生言ってたなぁ。すっかり忘れてた。
どうしよう、何にも準備してないよ〜。
今日は寝坊したから新聞も読んでないし、
まずい、まずすぎる……。
会議室に案内されて中に入ると、そこには
さっき説明してくれた専務・常務・人事部など
各部署の面接官経験たっぷりの部長が6人いるぅ。
「今日は1次試験を突破して、役員面接という
ことにしてあります。まぁ模擬面接なんで、
今のうちにどんどん失敗しておきましょう」。
そんな〜。
はっきり言って、自分がなんて答えたかは
ほとんど記憶なし。わけのわからないうちに
終わってしまった。
質問の内容は
・名前と見学をしてみた感想
・学校での勉強やサークル、アルバイトについて
・それぞれの専攻内容についての質問
・自分の長所
・今日の新聞の1面記事
・小泉首相、田中外相についてどう思うか
・最近嬉しかったこと
たぶんこんな感じだったハズ。やっぱり新聞に
ついては質問が出た。新聞読むって大事だなと
実感。
もう自分が何を答えていたかは忘れたけど、
面接中にすこし落ち着いてきて、役員の顔を
よく見てみた。
にこやかな人、腕組んだまま眉間にしわが
よってる人、メモを取る人…。いやはや、
自分がどういうふうに評価されてるんだか、
怖い怖い。
約30分で面接は終了。こんなに短い30分は
今までなかった気がする。会議室を出ると、
次の組が不安そうにこっちを見ていた。
「もうね、やばいよ。いろいろ聞かれるよ」と
さらに不安をあおって見送る(笑)。
全員が面接を終えたところで、別の部屋へ行き
専務から面接の評価とアドバイス、そしてケーキを
食べつつ、今年入社と6年目の2人の社員さんの
話を聞く。
書くと長いので省略するけど、とにかくために
なった。やっぱり就職するって大変だし、いかに
自分は無知なのかってことが改めて思い知らさた。
でも今回のことをこれから役立てていきたいな。
そして夜。彼に電話で今日のことを報告しようと
した。どんな会社に行ったの?って言うから、
「某生命保険会社の〜」って説明したら
「あぁ、そういう会社なんだ。なんか存在する
必要あるの?」と言った。
ブチっと切れました。
なんでそういうこと言うのかねぇ。本当に
わからないよ。
確かに財務面から見たらどれ程利益をあげているか(調べてないけど)わからないし、事務の代行
なんてムダのある仕事なのかもしれない。
でも仕事なんて、結局はそういう地味な部分が
大半なんじゃないの?
どんな大企業だって、そういうたくさんの地道な
仕事を行って、あるいはどこかに委託して、
やっていけてるもんなんじゃないの?
関連会社がそうやって仕事をするから、大企業
として存在してるんじゃないの?
親会社だけの力で今があるわけじゃないでしょう?
彼は経営学を専攻している。私も社会を構築する
1つの要素として経営学を学んで、3年から専攻にした。だから経営に関する知識なんて全然かなわ
ないだろうし、彼の方が「経営とは何か、
どうすべきで、どういう会社が良いか」って言うのはわかってるんだと思う。
だけど、そうやって財務面だけを見て「必要価値がある・ない」を見るのはどうなんですか?
私が電話で説明しただけで、そこまで言い切る
ことがあなたにはできるの?
彼は、なんで私がそこで働いてるわけでもないのにそんなにこだわるのかって聞く。それは今日見学
させてもらったからだと思うよ。
役員の人が会社について説明してくれて、丁寧に
社内の見学をさせてくれて、模擬面接してくれて
2人の社員さんが話をしてくれて。そうやって
忙しい時間を削って、学生に勉強する時間を
与えてくれた。すごくありがたくて感謝している。そこでいきなり「必要あるの?」なんて言われたら
腹が立つってもんでしょう。彼に言わせれば
「お菓子もらって喜んで、お菓子くれるいい人
なんだから悪口言うな」って言ってるようなもの、
みたいだけど。
私がムキになることないのかもしれない。
でも、そうやって地味な仕事をしているってだけで、財務的な点だけを重視して「必要あるか
どうか」を判断するのは許せない。学生の彼に
どこまでわかるっていうのか。経営学なんて結局は「理想」を述べているのに、それを鵜呑みにして
実情も見ずに、発言するのは違うと思う。
自分だってそういう会社で働く可能性あるのにね。
この授業を受け持っているA先生は、今回
見学をした企業の元社長で、定年退職後に
就職に関する講座を行っている。
その企業は某生命保険会社の
顧客管理事務の受託会社だった。
今まで「企業」の内部を見る機会がなく
就職活動まで7、8ヶ月しかない私にとっては
すごくいい経験になった。
なのに、バスに1本乗り遅れたため10分ほど
友達と2人で遅刻…。いきなりコレでは先が
思いやられる〜。
まずは専務から会社内容に関する話。
といっても、私は遅刻したのでほとんど聞けず。
次に各部署に周ってお仕事拝見。どの部署も
想像以上に広く、そしてザワザワしていた。
そして女性が多い。
偏見なんだろうけど、会社って男性が中心となって
動いていて、女性はその補佐をしているような
イメージだったけど、そこにはたくさんの女性が
中心となって仕事をしていた。
各部署でそれぞれ課長さんが説明をしてくれたけど
「この会社は特に若い女性が原動力になっている。
男性は課長や部長、それと数人の若いものだけで
女性の係長などが現場を引っ張っている」と
話してくれた。
部長・課長は男性なのね〜と思いつつも、やっぱり
多くの女性がそれぞれ仕事を任されて働く姿は
魅力的だった。
そして、そんなふうに女性をたくさんの女性を
採用して教育してきたのにはA先生の力が
大きいらしい。
さすが先生。
1時間以上かけて社内を見て周っていると、突然
名前が呼ばれる。6人呼ばれると
「じゃあこれから面接します」。
えっ!?面接するの〜?
そういえば「面接するかもしれない」って
先生言ってたなぁ。すっかり忘れてた。
どうしよう、何にも準備してないよ〜。
今日は寝坊したから新聞も読んでないし、
まずい、まずすぎる……。
会議室に案内されて中に入ると、そこには
さっき説明してくれた専務・常務・人事部など
各部署の面接官経験たっぷりの部長が6人いるぅ。
「今日は1次試験を突破して、役員面接という
ことにしてあります。まぁ模擬面接なんで、
今のうちにどんどん失敗しておきましょう」。
そんな〜。
はっきり言って、自分がなんて答えたかは
ほとんど記憶なし。わけのわからないうちに
終わってしまった。
質問の内容は
・名前と見学をしてみた感想
・学校での勉強やサークル、アルバイトについて
・それぞれの専攻内容についての質問
・自分の長所
・今日の新聞の1面記事
・小泉首相、田中外相についてどう思うか
・最近嬉しかったこと
たぶんこんな感じだったハズ。やっぱり新聞に
ついては質問が出た。新聞読むって大事だなと
実感。
もう自分が何を答えていたかは忘れたけど、
面接中にすこし落ち着いてきて、役員の顔を
よく見てみた。
にこやかな人、腕組んだまま眉間にしわが
よってる人、メモを取る人…。いやはや、
自分がどういうふうに評価されてるんだか、
怖い怖い。
約30分で面接は終了。こんなに短い30分は
今までなかった気がする。会議室を出ると、
次の組が不安そうにこっちを見ていた。
「もうね、やばいよ。いろいろ聞かれるよ」と
さらに不安をあおって見送る(笑)。
全員が面接を終えたところで、別の部屋へ行き
専務から面接の評価とアドバイス、そしてケーキを
食べつつ、今年入社と6年目の2人の社員さんの
話を聞く。
書くと長いので省略するけど、とにかくために
なった。やっぱり就職するって大変だし、いかに
自分は無知なのかってことが改めて思い知らさた。
でも今回のことをこれから役立てていきたいな。
そして夜。彼に電話で今日のことを報告しようと
した。どんな会社に行ったの?って言うから、
「某生命保険会社の〜」って説明したら
「あぁ、そういう会社なんだ。なんか存在する
必要あるの?」と言った。
ブチっと切れました。
なんでそういうこと言うのかねぇ。本当に
わからないよ。
確かに財務面から見たらどれ程利益をあげているか(調べてないけど)わからないし、事務の代行
なんてムダのある仕事なのかもしれない。
でも仕事なんて、結局はそういう地味な部分が
大半なんじゃないの?
どんな大企業だって、そういうたくさんの地道な
仕事を行って、あるいはどこかに委託して、
やっていけてるもんなんじゃないの?
関連会社がそうやって仕事をするから、大企業
として存在してるんじゃないの?
親会社だけの力で今があるわけじゃないでしょう?
彼は経営学を専攻している。私も社会を構築する
1つの要素として経営学を学んで、3年から専攻にした。だから経営に関する知識なんて全然かなわ
ないだろうし、彼の方が「経営とは何か、
どうすべきで、どういう会社が良いか」って言うのはわかってるんだと思う。
だけど、そうやって財務面だけを見て「必要価値がある・ない」を見るのはどうなんですか?
私が電話で説明しただけで、そこまで言い切る
ことがあなたにはできるの?
彼は、なんで私がそこで働いてるわけでもないのにそんなにこだわるのかって聞く。それは今日見学
させてもらったからだと思うよ。
役員の人が会社について説明してくれて、丁寧に
社内の見学をさせてくれて、模擬面接してくれて
2人の社員さんが話をしてくれて。そうやって
忙しい時間を削って、学生に勉強する時間を
与えてくれた。すごくありがたくて感謝している。そこでいきなり「必要あるの?」なんて言われたら
腹が立つってもんでしょう。彼に言わせれば
「お菓子もらって喜んで、お菓子くれるいい人
なんだから悪口言うな」って言ってるようなもの、
みたいだけど。
私がムキになることないのかもしれない。
でも、そうやって地味な仕事をしているってだけで、財務的な点だけを重視して「必要あるか
どうか」を判断するのは許せない。学生の彼に
どこまでわかるっていうのか。経営学なんて結局は「理想」を述べているのに、それを鵜呑みにして
実情も見ずに、発言するのは違うと思う。
自分だってそういう会社で働く可能性あるのにね。
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